インプラント困難症例 この細?い骨にはどうするの?

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本日はスプリットクレスト法というインプラントのための骨の拡張術の紹介です。歯肉を剥離した写真から始まりますので・・・どぞよろしくです。少し行を離しておきますね。

 

右下の臼歯部に3歯連続で歯根を喪失してしまいました。ブリッジには間の距離が長過ぎます。入れ歯かインプラントで欠損部を補うことが必要です。

インプラント前写真1

患者さまのご選択はインプラント。ここで問題なのは、、、インプラントフィクスチャーを植立したい部位に骨が充分にはありません。細いんです。

骨のレントゲン

歯科用CTで術前をご覧いただくと、骨の頂が尖がっていることがおわかりいただけるものと思います。そこで用いる手術法がスプリットクレスト法です。

写真2

ピエゾサージェリーという超音波の振動で骨を削る機器があります。このピエゾを用い細い骨の頂に割れ目を形成します。骨頂の割れ目にキリの様な形の規格されたボーンスプレッダーを細い方から順々にネジ入れていきます。この作業を丁寧に少しずつ行なうことで、細かった骨の割れ目(スプリットクレスト)が拡がってきます。インプラント植立に必要な分だけ拡げたうえでインプラントを埋入させてい頂きました。

レントゲン2

CTで確認すると皮質骨と皮質骨の間になんとかインプラントフィクスチャーが割り込んでいる感じです。このまま8週以上お待ちいただきます。

インプラント完了

インプラントが骨にインテグレートしたことを確認した後にセラミックスクラウンを装着し、現在の状況です。このクラウンと歯茎との際は骨のボリュームが少ないために食べ物が溜まりやすいこともあります。

今後の歯ブラシなどのメンテナンスもとても重要になります。

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    歯科医師:山内浩司
    経歴:
    1963昭和38年 大阪生まれ
    4歳までアメリカミシガン州グランドラピッズ
    祐天寺幼稚園卒園
    中目黒小学校卒業
    目黒区立第二中学校卒業
    私立芝学園高等学校卒業
    バブル時代はトラック運転手
    日本大学松戸歯学部卒業
    歯科医師免許取得
    所属:
    東京都歯科医師会 日本インプラント学会や顎咬合学会、再生医療学会 等 IKB, GPbrothers、フローラルインプラントチーム 等
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